見返りを求め始めている時点で
それは「愛」でも「好き」でもなんでもない
そこにあるのは
自我を通したい
自分の思い通りになってほしい
そんな心の声の裏返し
見返りを求めることなく
愛し合っている男女はどれほどいるだろうか
そこの領域に達している男女は
1割りにも満たないだろう
下心と見返りを求めている恋愛ばかりが
この世の中には溢れ返っているね
だから無い物ねだりになる
だから不満をぶつけてばかりになる
思い通りにならなくて相手を責めたりもする
相手がいやがることも
平気でしてしまう
そんな子供の恋愛を
僕らはいつまで繰り返すんだい?
そこから生まれるものは
なにもないこと
愛でもなく
執着と念が残るだけだと
君たちは何度繰り返せば気づくんだい?
本当の愛を体現できるものに
私はなりたい
フェイクの愛 色恋情事など
すべて
いらないよ
そこには安らぎもなにもないことを
僕らは知っているはずなのに
ERENA